
壮大な宇宙、特に月を舞台にした意欲的なDLCが、『サイバーパンク2077』の発売前に計画されていたものの、最終的に中止されました。ブロガー兼データマイナーのSirMZK氏が、ゲームコードからリークやファイルをまとめ、CDプロジェクトレッドが描いたこの宇宙拡張のビジョンを明らかにしています。
ゲームファイル内には、月面マップ、外部映画セットや薬物研究所といった整備された区域、さらにはローバーのモデルを示す手がかりが見つかりました。月エリアはナイトシティの約4分の1にも及ぶ広大なオープンワールドとして設計されていた可能性があります。これは、プレイヤーを馴染みのネオン輝く街路から遥か遠くへと運び、ゲームプレイに新たな層を加えることになっていたでしょう。
このDLCの目玉のひとつは、高級宇宙ステーション「クリスタルパレス」であったと見られます。本編には遂に登場しませんでしたが、エンディングシーンの一つで、Vが宇宙船の窓から眺めるクリスタルパレスを確認できます。さらに、ファイルからは、未使用のクエスト「201」(アラサカ社の陰謀に関連)に紐づく無重力バーのプロトタイプの存在が示されています。
多くのファンは、これらのコンセプトがCDプロジェクトレッドの次回作『Orion』で蘇ることを望んでいます。同作は『サイバーパンク』の世界観をさらに広げると噂されています。ただし、スタジオはこれらのアイデアが再利用されるかどうかについて正式には確認していません。
月面DLCは今のところ実現しなかった夢物語ですが、これらの発掘された詳細は、宇宙探査とゲームの象徴的なサイバーパンク・スタイルを融合させ、『サイバーパンク2077』が新たなフロンティアへと踏み出そうとした大胆な試み——実現し得たかもしれない魅力的な光景——の輪郭を描き出しています。